公認会計士の監査法人離れ!!

公認会計士資格者の転職支援を長くしていると、明らかになっているのは監査法人からの転職の増加傾向である。公認会計士試験合格を機に多くは監査法人へ就職するが、監査実務を積み、実務要件を満たし、修了考査合格、公認会計士登録をすると転職という流れである。

10年ほど前から転職の選択肢としては普通ではあるが、昨今は監査法人を離れる期間が短くなってきている。資格登録前に転職や、そもそも監査法人にも就職しないなど働く環境が多様化している。

以前よりニュース記事などでも「監査法人離れ」はよく目にしていたが、昨日日本経済新聞朝刊に「公認会計士志願者2倍、でも監査法人離れ」の記事が1面にありました。

15年の1万180人の底から23年2万318人と倍増した。2万人を超えるのは12年ぶりで、志願者増加はコロナ禍で自宅で勉強する人が増えたとの見方である。

しかしながら監査法人で働く会計士の割合は全体で5割から4割に下がったようである。

たしかに経理・財務部門の求人を多く扱う弊社でも一般企業の経理財務部門の求人で「公認会計士資格者で監査法人での経験のある方」と応募要件のある求人は増加傾向。

一般企業での活躍の場は多くあり、経営企画部門でM&Aに携わる求人も公認会計士を求める傾向がある。

もちろん公認会計士の独占業務である「監査」をしっかりと経験した方がベストであるが、最近は監査経験が少ない状況で転職検討される方の相談も多い。

一般企業では資格保有だけでは付加価値にはならないので、どのような経験を積んでおくべきか、などご相談いただければ情報提供を致しますのでご登録下さいませ。