リスキリングへの取り組みが注目

昨今、DX時代における人材戦略としてリスキリングが注目されている。

リスキリングとは、新たな分野や職務にて新しいスキルを習得することを指す用語であるが、

業構造変化や人材不足、人的資本経営へのシフト、キャリア形成などビジネス環境が変化したことによりリスキリングの注目度が高まってきました。

2016年頃から欧米で取り組まれ、最近では日系大手企業など徐々にリスキリングへ注力する企業が増加してきている。一方で、一部デジタル人材のみと捉えがちで課題が残る。デジタル人材のみならず全ての方を対象にしていくにはまだまだハードルは高いように感じる。

そのような状況の中、先日、日本最大規模プロフェッショナルファームのデロイトトーマツが企業内大学である「Deloitte University」の日本での設立を正式決定し、東京近郊に施設を建設し、2027年の開校を目指すとの発表があった。

Deloitte Universityはデロイト トーマツが加盟するグローバルネットワークであるデロイトが全世界で展開する企業内大学です。2011年アメリカ合衆国テキサス州ダラスでの開校を皮切りに、現在、フランス、インド、カナダ、シンガポール、メキシコの国々で展開。日本で開校予定のDeloitte Universityは、デロイトが推進するアジア地域での複数キャンパス構想における主力キャンパスの1つとなり、デロイトトーマツのあらゆる人材を対象に、グローバル最先端の専門スキル・知識の学びに加え、仲間との出会いや交流といったデロイト トーマツでしか得られない独自の経験を提供する場を目指すとのこと。

※引用:デロイトトーマツHP ニュースリリースより

働く方が最先端スキルや知識を習得できる環境は少ない状況の中で、日本も今後どのように推し進めていくかは注目しつつ、人材会社としてもキャリア形成の一つとして少なからず関与していかなければならない内容である。